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2021年4月5日

4月になり、お子さん達はそれぞれ入学や進級で新しい生活が始まりつつあるかと思います。

輝く未来に向かって日々頑張っている子供達を、大人は最大限に応援してあげたいですね。

新型コロナ感染症はここに来てまた増えてきました。変異株が拡大しつつあり、死者数もここ5ヶ月での増え方が以前よりずっと大きいとの事で心配ですね。

気をつけるに越した事はないですが、子供達にはなるべく、今しか出来ない経験をたくさんさせてあげたいです。

 

以下に小児科学会からの報告があるので載せておきます。

 

「子どもと新型コロナウイルスの変異株の感染について」

      日本小児科学会 予防接種・感染対策委員会

 

2021 年に入り、国内外で新型コロナウイルスの変異株(へんいかぶ)の感染が広がってい ます。

子どもは、新型コロナウイルスにかかっても症状が出なかったり、出たとしても軽く すむことが多いことが知られていますが、変異株に関しては、どうでしょうか?

そもそも、ウイルスの変異株はどうして起こるのでしょうか?

ウイルスは細菌と異なり、自分で増えることができないので、必ず人や動物の細胞が必要です。

つまり、人に感染するウイルスであれば人の体の中でうまく増えて、他の人に感染させることが、ウイルス自身が生き延びていくうえで極めて大事になります。

ウイルスは DNA あるいは RNA と呼ばれる遺伝子を持っていますが、コロナウイルスをはじめとする RNA をもつウイルスは、一般的に自身の遺伝子を増やす際に失敗する(遺伝子変異)頻度が高いとされています。

ところが、失敗のはずの遺伝子の変異が、たまたま人の中で増えて他の人に感染させる効率を上げたり、ワクチンなどで作られた体を守る働き(免疫)から逃れたりする効果を持っていた場合には、その変異したウイルスの方が感染の拡がりに有利な条件を持つようになります。

よって、現在、英国 、南アフリカ 、ブラジル などで問題となっている変異ウイルスの出現は、ある程度想定されていたことです。 

変異株は、これまで流行していた株(既存株)に比べ、人の感染した人から他の人へ感染させる力が強いことが知られています。

いくつかの変異株が、世界各地から報告されていますが、英国で流行が始まり、現在、国内でも多く見つかっているものは、最大 70%感染力が高い(これまでに比べ、1.7 倍の感染力)ことが示されています。

国内では、子どもが集まる施設で、この変異株によるクラスターの報告がされ、多くの子どもが感染しています。

ただ、変異株が既に広がっている英国ロンドンでは、変異株による感染は、特に子どもに多いということはなく、成人と子どもの感染者の割合は変異株の出現した前後で大きく変わっていません 

また一方で、変異株が子どもに感染した場合、既存株と異なる経過を示すことはないと報告されています 

子どもでは感染者の多くが無症状から軽症で、既存株でも変異株でもその違いはありません。

頻度の高い症状としては、発熱、せき、鼻水、下痢、頭痛などがあ げられます。

変異株が子どもにより重い症状を引き起こす可能性を示す証拠はこれまでに 得られていません。

変異株への対策は、これまでと変わりはありませんが、特に感染力が強いウイルスは、感 染対策が上手くできない小さな子どもへの感染の広がりが心配されています。

今後、国内で の変異株の広がりと、子どもの感染者について慎重に見ていく必要があります。

 

2021年3月8日

花粉に感作された後、その花粉のアレルギーを起こす原因にとても似たタンパク質をもっている果物や野菜に対してもアレルギー反応を起こす場合があります。

そういう花粉と食べ物の関係を「交差抗原性がある」「交差反応性がある」と言い、その症状を口腔アレルギー症候群(花粉-食物アレルギー症候群)と呼びます。

生の果物や野菜、大豆(主に豆乳)などを食べたあとに、口の中や喉のイガイガ感や痒み、腫れぼったさなどが出ますが、鼻汁やくしゃみなどの鼻症状や、涙や充血などの眼症状、瞼や顔の腫れが出ることもあります。

10%程度の患者さんでは吐き気や腹部不快感もありますし、まれに、アナフィラキシーショックを起こすこともあります。

報告によれば、花粉症の10%程度の人に口腔アレルギー症候群の症状が出るそうです。

以下に交差抗原性のある花粉と果物を示します。

【ハンノキ】

リンゴ、モモ、ナシ、ビワ、サクランボ、イチゴ、メロン、スイカ、キュウリ、ダイズ(主に豆乳)、キウイ、オレンジ、ゴボウ、ヤマイモ、マンゴー、アボカド、ヘーゼルナッツ、ニンジン、セロリ、ジャガイモ、トマト

【シラカンバ】

リンゴ、モモ、ナシ、洋ナシ、スモモ、アンズ、サクランボ、イチゴ、ヘーゼルナッツ、アーモンド、クルミ、ピーナッツ、セロリ、ニンジン、ジャガイモ、キウイ、オレンジ、メロン、ライチ、マスタード

【スギ・ヒノキ】

トマト

【オオアワガエリ・カモガヤ】

メロン、スイカ、トマト、ジャガイモ、タマネギ、オレンジ、セロリ、キウイ、米、小麦

【ブタクサ】

スイカ、メロン、ズッキーニ、キュウリ、バナナ

【ヨモギ】

ニンジン、セロリ、レタス、ピーナッツ、クリ、ピスタチオ、ヘーゼルナッツ(ハシバミ)、ヒマワリの種、ジャガイモ、トマト、キウイ、香辛料(マスタード・コリアンダー・)クミン

2021年1月23日

まだそれ程飛散してはいない様ですが、そろそろ花粉症の症状が出始めている人が増えつつある様です。

ウェザーニュースが19日(火)~20日(水)にかけて、北海道と沖縄をのぞく地域に対して花粉を感じているかの調査を行いました。約6700件の回答を得られ、「ちょっと感じる」と「けっこう感じる」を合わせた割合は、全体の26%に達しました。
回答のうち、「花粉症ではない」をのぞいた割合では38%、最も多い関東は46%と半数近くの方がすでに花粉を感じているという結果になっています。

今年のスギ・ヒノキの花粉は飛散量が少なかった2020年と比べると北海道と東北北部の一部を除いたほとんどの地域で多くなる予想で、2020年に比べて飛散量が2倍を大きく上回る地域もあります。全国平均では2020年比で160%程度になる見込みです。
去年より飛散量が増え、花粉症の症状も悪化することが予想されます。
一時的・局地的に大量の花粉 が飛散することもあるので、例年ひどい方は特に早めにご相談くださいね。

2021年1月14日

ビタミンDは、先に述べた骨に対する作用の他にも、免疫を高める作用、抗ウイルス、抗炎症作用があります。

すでにインフルエンザへの効果は報告されていましたが、さらにCOVID-19の感染予防および重症化予防との関連性も指摘され始め、すでに、COVID-19の罹患率や死亡率、重症度と、ビタミンDとの関係が報告されています。

日本生活予防習慣病予防協会のHPに、抗ウイルス作用に加え、COVID-19の感染予防、軽症者の重症化予防に関するビタミンDのエビデンスが挙げてあったので以下をご覧ください。

ビタミンDが呼吸器感染症を予防

1. ビタミンD不足は呼吸器感染症のリスク

 ビタミンDは、ウイルス性呼吸器感染症に対する自然免疫系の維持に必須です。これまでの多くの研究により、ビタミンDが不足/欠乏していると、急性ウイルス性呼吸器感染症や市中肺炎のリスクが上昇すると報告されています。

2. ビタミンDサプリメントとウイルス性呼吸器感染症

 ビタミンDサプリメントが、実際にウイルス性呼吸器感染症の予防に有効という研究も報告されています。例えば米国では、長期療養施設の高齢者に、高用量のビタミンDを投与した結果、急性呼吸器感染症の発症が予防できました。また、乳児において、ビタミンDサプリメントによる肺炎(下気道炎)の予防効果も示されています。

3. インフルエンザを予防するビタミンDサプリメント

 さらに、複数の臨床研究により、ビタミンDサプリメントの季節性インフルエンザ予防効果が示されています。

 まず、国内からは、東京慈恵会医科大学による臨床試験が報告されています。この研究では、学童を対象に1日あたり1,200IU(30㎍;マイクログラム)のビタミンDサプリメント投与することによって、季節性インフルエンザ(A型)の発症リスクが42%減少しました。

 また、海外での多施設共同ランダム化比較試験では、乳児に1,200IU(30㎍)のビタミンDが投与され、インフルエンザ症状からの早期の回復、ウイルス量の速やかな減少といった働きが示されました。さらに、1,300人を対象にした解析では、ビタミンDサプリメント投与により、インフルエンザを含むウイルス性呼吸器感染リスクが19%有意に減少したということです。

COVID-19とビタミンD

1. COVID-19の特徴とビタミンD

 COVID-19では、炎症反応が亢進し、肺炎や急性呼吸窮迫症候群(ARDS)、心不全、敗血症のリスクが高くなります。そして、心血管疾患や慢性呼吸器疾患、糖尿病、高血圧といった基礎疾患を有する人で、高い死亡率が示されています。また、これらの生活習慣病患者では、ビタミンDの不足や欠乏が多いこともわかっています。

2. ビタミンD低値はCOVID-19予後不良

 さきほどビタミンD低値は、インフルエンザなどの感染リスクを高めると書きましたが、COVID-19の場合でも例外ではなく、やはり感染リスクや重症化リスクを高めます。

 その報告として、まず欧州20カ国において、ビタミンD値と、COVID-19との関連を調べた研究があり、血中のビタミンD値が低いと、COVID-19の罹患・死亡率が高い、という相関が見出されました。特に、スペインやイタリア、スイスでは、高齢者においてビタミンD低値が顕著だったとのことです。

 米国では、ビタミンD欠乏が認められたCOVID-19患者に、高用量のビタミンDを投与したところ、ビタミンD値の正常化、入院期間の短縮、必要酸素量の減少、炎症の改善といった臨床的な治療効果が報告されています。

 また、英国からの報告では、COVID-19感染リスクについて、顕著な人種差が見出されています。具体的には、白人に比べて、黒人では感染リスクが5.32倍、南アジア人では2.65倍であったとのこと。そして別の研究では、白人に比べて黒人やアジア人は、ビタミンDレベルが低いことが知られています。

 加えて、英国での別の研究によると、ビタミンD欠乏症では、COVID-19の重症化リスクが高いことが示されました。

 さらに、COVID-19の予後不良群では、ビタミンDが低値であることもわかっています。具体的には、1,368人の新型コロナウイルス感染症患者を対象に解析が行われた結果、ビタミンD値は、予後良好の患者(669人)に比べて、予後不良の患者(634人)で低値でした。

 このようなエビデンスの蓄積を基に、COVID-19対策として、公的機関がビタミンD摂取を推奨する流れも既に起こり始めています。例えば英国のNHS(国民保健サービス)では、COVID-19に関する啓発の中で、「外出抑制に伴う皮膚でのビタミンD合成低下に対する対策として、ビタミンDサプリメントの利用も考慮すべき」としています。

3. ウイルスの受容体とビタミンDの働き

 では、ビタミンDの不足や欠乏が、なぜ、COVID-19の重症化や予後不良と関連するのでしょうか。その答を知るために、現在、COVID-19との関連が着目され研究が進められている、RAS(レニン-アンジオテンシン系)について、まず解説します。

 新型コロナウイルス感染症の原因となるウイルス(SARS-CoV-2)は、気道の細胞表面に存在するアンジオテンシン変換酵素2(ACE2)に結合し、感染が成立します。ACE2は粘膜に発現しており、臓器・組織では、心臓、腎臓、腸、血管内皮細胞の他、肺(肺胞Ⅱ型上皮細胞とマクロファージ)に存在します。

 そのACE2は、炎症や血管収縮を抑える働きがあります。ところが、SARS-CoV-2がACE2と結合して細胞内に侵入する際、ACE2の働きが抑制されてしまいます。つまり、SARS-CoV-2感染により生じるACE2の減少が、肺や心血管系での病態の悪化に関連し、COVID-19が重症化する機序の一つと考えられています。

4. ビタミンDによるCOVID-19重症化抑制メカニズム

 さて、それでは、新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)とレニン-アンジオテンシン系(RAS)の関係に、ビタミンDがどのように関与するのかという話に進めます。実は、ビタミンDはRASの重要な調節因子であって、COVID-19の重症化リスク低減において、次のような働きをします。

 まず、SARS-CoV-2がACE2に結合し、ACE2の働きが抑えられます。すると炎症が惹起されて肺血管攣縮などが生じ、COVID-19が重症化します。

 これに対してビタミンDは、RASにおいてACE2発現を誘導し、ACEを介したアンジオテンシンⅡの産生を抑制することで、肺血管攣縮リスクを低下させます。さらにビタミンDは、アンジオテンシンの上流に位置するレニンにも働き、その活性を阻害することで、アンジオテンシンIIの産生をさらに減少させます。

 つまり、ビタミンDは、新型コロナウイルスによるACE2活性の低下・ACE活性の上昇・アンジオテンシンII産生量の増加といった作用を抑えることで、肺血管攣縮を抑制し、COVID-19の重症化リスクを低下させる、というメカニズムです。

 

2021年1月14日

ビタミンDは、油に溶ける脂溶性ビタミンのひとつです。

食べ物からとるほかに、日光を浴びると私たちの体内でもある程度つくり出せるビタミンです。

ビタミンDが不足すると骨や歯の形成もうまくいかなくなり、赤ちゃんや子どもではくる病、成人では骨軟化症を引きおこすといわれています。

近年、母乳中のビタミンD不足により赤ちゃんのくる病の増加が報告されるようになっています。

妊娠中のお母さんは、赤ちゃんの骨の形成が始まる在胎33週ごろから、授乳中のお母さんは授乳期を通じて魚などを食べることをお勧めします。

食生活の変化と、極度に紫外線を嫌う傾向の二つが重なる事で、母乳中のビタミンD含有量を低下させていると考えられてます。

食生活の改善と適度の日光浴によって予防は十分可能であり、母乳育児を中断する必要はありません。

ビタミンDは主に脂身の多い魚やきのこ類、卵黄や乳製品などに含まれています。

魚介類には、塩さけ100g中に23μg、しらす干し100g中に46μgとたっぷり含まれています。

きのこ類の中でははきくらげの他に、まいたけ、エリンギが特に多くビタミンDを含んでいます。

日光浴は、住んでいる地域や季節、肌の色によって多少異なりますが、手のひら、二の腕に10~15分程度でよく、外出がなかなかできない1人目のお子さんの場合などは、ベランダに洗濯物を干すときに半袖になる程度でよいそうです。

日光浴に必要な時間は、その時は赤ちゃんも一緒にその程度の日光浴を行い、長い時間の外出のさいには日焼け止めを用いても構いません。

 

 

2021年1月12日

あけましておめでとうございます。

昨年は新型コロナウイルス感染症の流行に振り回された1年であったと思います。

今年になり、まだまだ落ち着きそうにはありませんが、春にはワクチン接種も始まるので期待したいところですね。

不安な点などありましたら、いつでもお問い合わせくださいね。

厚生労働省発表の2020年12月時点での「新型コロナウイルス感染症のいま」と題した、わかりやすくまとめたものがありましたので、是非ご覧ください。

新型コロナウイルス感染症のいま 10の知識

2020年12月30日

今年も残すところあと2日となりました。今年は新型コロナ感染症(COVID19)に

振り回された一年でしたね。

感染性の強い変異株が世界に拡大しつつあるなど、まだまだ落ち着く様子がなく、

ワクチン接種に期待したいと思います。

お子さんも親御さんも色々な我慢を強いられているかと思いますが、少しでも状況が改善し、皆様にとって来年がより良い年となりますようお祈りいたします。

来年もよろしくお願いいたします。

国立感染症研究所の週報で、10ページ目以降に各感染症の過去10年との比較がありますので、添付します。

様々な感染症で、今年は極端に発生が少なかった様子が見て取れます。

国立感染症研究所週報・過去10年との比較

また、日本感染症学会から12月28日付けでCOVID19ワクチンに関する提言が出ましたので、こちらも添付します。

コロナワクチンに関する提言

 

2020年12月15日

2021年春の花粉の飛散は以下のように予測されている様です。

花粉症の方には辛い春になってしまいそうでしょうか。

毎年のように花粉症の内服や点鼻を必要とする方は、症状がひどくなる前に、 早めの治療開始をおすすめします。

 

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