2020年11月30日
最近、柿をたくさんいただく機会に恵まれ、そのまま食べてもとても美味しかったのですが、生食以外に何かレシピはないか調べて色々作ってみました。
柿は栄養の宝庫。特にビタミンCやβーカロテンなどの強い抗酸化作用を持つビタミンが豊富です。
★ビタミンC★
柿は、1個で100mgほどの豊富なビタミンCがあります。
これは大人の一日に推奨される量と同じです。
ビタミンCは強い抗酸化作用を持つのでシミ・そばかす・しわ・たるみなどの美肌対策や、疲労回復にも期待ができると言われています。
★βーカロテン★
βーカロテンは体に入るとビタミンAに変換され、活性酸素を除去しながら身体の抵抗力を高めて元気をつけ、病気を早く回復させてくれます。
風邪の予防はもちろん、老化・ガン予防にも効果が期待されています。
β-カロテンは、ビタミンCと同じく強い抗酸化作用を持つ成分で、ビタミンCと同時に摂取することで相乗作用が起こるため肌荒れなどに効果的です。
特に干し柿には、生柿と比較して約2倍のβ-カロテンを含んでおり、効率よく摂取することが出来ます。
★ペクチン★
柿に含まれるペクチンはそのほとんどが水溶性です。
人の消化酵素では分解されないので食物繊維として機能し、整腸作用やコレステロール低下作用などがあります。
干し柿はペクチンの含有量が非常に豊富なため便秘予防に効果的です。
柿と牛乳を2対1の割合でミキサーでどろどろにし、冷やし固めると柿プリンができます。 ペクチンが多いからできるプリンです。
★タンニン★
柿が渋いのは、ポリフェノールの一種の渋味成分のタンニンという物質があるからです。甘柿や渋抜きした柿には、渋みを感じることはなくてもタンニンが含まれています。
タンニンは血液中にある毒素や悪玉コレステロールを減らし、血液の流れをよくする働きがあるため、体全体の新陳代謝が良くなると考えられています。
★カリウム★
カリウムを多く含むので「高血圧」や「むくみ」に効果的です。
体内の血液に含まれるナトリウムを、尿と一緒に排出する作用があるからです。
足がつる・疲れやすい・高血圧・不整脈・尿が出にくいこのような状態の時もカリウム不足があるかもしれません。
カリウムの成人摂取量の目安は、男性が2500mg、女性が2000mg。
柿100gに170mg、干し柿だと670mgもあります。
先程ペクチンのところで出てきた、柿プリンのレシピが載っていたので、早速作ってみました。ペクチンが豊富なので、牛乳と混ぜるだけで簡単に固まりました。ジャムもそれほど煮詰めなくてもすぐにジャム状になりましたよ。是非試してみてください。
他にも生ハムと合うと聞いたので生ハムとモッツァレラチーズなどと合わせてオートブルにしてみました。チーズはクリームチーズでもいいし、チーズは無くても美味しいです。
◇材料◇ 2個分(150mlの容器)
- 柿(皮なし正味160g)1個
- 牛乳80ml
- 砂糖 大さじ1/2
- バニラエッセンス3滴
◇作り方◇
1.柿のヘタを取り、皮を剥き、一口大に切り分けます。
2.牛乳、砂糖をミキサーに入れ、滑らかになるまで撹拌します。
3.バニラエッセンスを垂らし、ミキサーを2秒回して軽く混ぜます。
4.容器に入れ、冷蔵庫に3時間以上入れて冷やし固めます
※写真は、柿プリンと、ドライイチジクを入れて焼いたバンに、手作りのゆずジャムと柿のジャムを添えました。

2020年11月28日
本日の新型コロナ感染者数は2653人で過去最多となり、また、全国の重症者は
440人とやはり過去最多となりました。
第3波は第2波に比べ高齢者の割合が増えており、それに伴い重症者の割合も
増えたため、医療崩壊が心配されます。
一方、こどもに関しては、重症化はまれで、感染率も大人に比べればかなり
低い様です。
こどもは多くの場合、家庭で感染していますが、幸いほとんど軽症です。
それよりも新型コロナ流行に伴う社会の変化の中で々な被害を被っていると
言われています。
もちろん現在の状況では、なるべく感染拡大に努める必要はありますが、
こどもの健康な発育にも目を向けて、なるべく影響が出ないようにして
あげたいですね。


2020年11月19日
本日、全国で新たに2263人の新型コロナウイルスの感染が確認され、 1日あたりとしては過去最多を更新したそうです。今後が心配されますね。
当院も感染対策を徹底して、なるべく皆様に安心して来院していただけるように取り組んでいます。
感染症が疑われる患者さんは、待合室では待たずに直接個室に入り、 そこで診察してそのまま帰宅していただいていますので、必要な診察や 健診、ワクチンは是非受けていただきたいです。
ところで、新型コロナウイルスワクチンの開発状況が報道されていますね。
現時点ではファイザーとモデルナのワクチンが有望そうです。
ファイザーは11月9日、ドイツの製薬企業ビオンテックと共同で開発中のワクチンについて、大規模な臨床試験で90%発症を防ぐ効果が認められたと、中間分析の結果を発表しました。
1週間後の16日、モデルナは自社のワクチンの治験で94.5%の有効性が確認されたと発表。
さらに18日、ファイザーは最終分析の結果、95%の有効性が認められたと発表しましたが、 いずれも報道機関向けの発表にすぎず、正式な論文が同分野の専門家の査読を経て学術誌に受理されたわけではないので、 専門家はこれでコロナ禍が収束すると喜ぶのは時期尚早だと釘を刺しています。
ファイザーは既にデータは出そろったとして、早急に米食品医薬品局(FDA)に認可申請を行う予定だそうです。
感染封じ込めへの期待が高まる一方、ワクチンの流通については大きな 問題が残されています。
ファイザーのワクチンはマイナス70度の「超低温」、モデルナのワクチンもマイナス20度で保管しなければならないそうで、いずれも温度変化に弱く、劣化しやすいmRNAという遺伝物質が入っているためです。
これではクリニックレベルでは接種は難しいですね。
当面はマスクの着用、社会的距離の確保、こまめな手洗い、大勢の集まりを避けるなど基本的な感染対策を続ける必要がありそうです。
2020年11月16日
11月も中旬になり、朝晩冷え込む様になりました。
当院でも冬になると毎年流行する季節性インフルエンザのワクチンの接種を開始しています。
毎年12月に入るとインフルエンザの患者さんは増加してきて、1月~2月にかけてピークを迎えます。
もちろんシーズンによって流行り具合は異なり、また、抗原型の流行も異なります。
以下は国立感染症研究所HPより抜粋した過去のシーズンとの比較のグラフです。今シーズンは赤い線ですが、見ての通り例年に比べて極端に少ないのが見て分かります。
新型コロナ感染症の影響で、国民1人1人が接触・飛沫感染対策を例年以上にしていたり、大陸の移動がないのも影響があるのではないでしょうか。
2020年11月12日
新着情報で書けない事をこちらに書いていこうかと思います。
よろしくお願いいたします。