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カレーのスパイスを新薬に

2021年5月22日

今回はターメリックの話です。

今では一般的になった薬の中にも、草木は貝類、甲殻類、土の中から見つかったものは多いです。

例えばアスピリンは柳の樹脂からだし、抗コレステロールのスタチンはカビからというように。

最近では赤ワインに含まれるレスベラトロルや魚油のオメガ3脂肪酸など色々な天然化合物が詳しく調べられ始めました。

アジア産の植物、Curcuma longa(ターメリック(ウコン))から採れる赤みがかった黄色の粉末ターメリック(ウコン)もこうした天然化合物のひとつです。

ターメリックはカレーやタンドリーチキンなどに香辛料として使われています。

ターメリックの有効成分であるクルクミンは、抗酸化作用、抗炎症作用、抗ウイルス作用、抗菌作用、抗真菌作用、癌や糖尿病、関節炎、アルツハイマー病をはじめとする慢性疾患を抑える効果を持つ可能性があると言われています。実際数々の研究結果がその成果を発表しています。

伝統薬としては5000年にわたる歴史があり、インドのアーユルベータ医学では傷の治療や血液の浄化、胃の病気に用いられる重要な薬でした。

日本ではアキウコン呼ばれ、生薬として健康食品などにも使われていて、一般には肝臓の機能を高める効果を期待して摂取する人が多いですが、肝機能に障害のある人や極端に過剰な量を服用した場合、健康に問題が生じる可能性があり、多量摂取が原因となって肝硬変や肝炎が悪化したとみられるケースが報告されているので注意が必要です。

医薬開発に期待が高まってはいるものの、血中に運ばれるクルクミンが少なく、濃度がとても低いため、薬としての効き目があるかどうかを判定するのは難しい状況だそうです。

これらの障害を乗り越え、安全性が確認されれば、クルクミンは今までの薬よりも安価であり、治療の選択肢のひとつになるかも知れませんね。

 
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